いつも大変お世話になっている、周岳山法蔵寺様で
新しく納められました、ある壁画のお披露目会がありました。
法蔵寺様にご縁のある、たくさんの方々に見守られたお披露目会でした。
ちょうど去年の今頃、こちらの釈迦如来座像台座の
ご依頼をいただき、私共で制作しました。
このお釈迦様の後ろとその両脇に二枚ずつ計5枚の日本画が納められました。
中心のお釈迦様の後ろには天女様が描かれ、その両面には私達が生きている、
煩悩に満ちた現世を表現した、火と水が描かれています。(二河白道図)
またその外側には繊細に様々な技法を駆使した、金のみの壁画があります。
こちらの日本画は、現在安曇野に拠点を置き、各地でご活躍されております、
岸野圭作氏により制作されました。
やさしい微笑を浮かべ、ふわりと舞う天女・・。
何と天女をお描きになったのは初めてだそうで、驚きました。
こちらの壁画の設置作業も、私共にご依頼いただき、
一年がかりで制作されたこの絵を傷めぬ様、緊張しながらの作業でした。
こちらの表具を担当し、
同じく安曇野で表具師として制作活動をされている、
岸野田(でん)氏も駆けつけての取付作業です。
無事に納まって、本当にホッとしました。