ー 佛法紹隆寺 ー
現在、開雲寺寮は佛法紹隆寺の御住職の庫裡として使用されていますが、
元々は 初代高島藩主 諏訪頼水公の父、頼忠公を祀るために
建てられた建物であったようです。
今回は、老朽化により1970年(昭和45年)に建て替えられた
開雲寺寮を、修繕という方法で再生を試みました。
( 耐震・断熱性能等現行法に沿うかたちで見直しを行っています。)
そもそも建物を残すことも大切でしたが、この立地条件が、
1712年(正徳2年)4代藩主 忠虎公の命により築造された
石垣の上に建てられていることが大切でした。
300年を超える石垣(布積・打込接方式と思われる)が美しく映える環境、
寺院という長い時間を伴う環境にとけ込める再生を
如何に実現するかということににかかっていました。
10月1日から、ここ佛法寺様では、
「諏訪神仏習合プロジェクト」の企画のもと、
11月27日まで秘仏が公開されます。
紅葉も大変きれいなお寺様ですのでぜひこの期間に参拝にお出掛けくださいませ。