安曇野にあります法蔵寺様の、寺務室の改修と
小屋裏の束柱・貫の入れ替えを行わせていただきました。
昭和の初め頃の改修で取り付けた天井を取外し、
昔は現しになっていた「小屋組」を煤払いしまして、
また室内に見えるようにしました。
建物が大きい為、再度表れた小屋組の迫力はなかなかのものです。
束柱は150角の桧ですが、写真で見ると120角くらいにしか見えません。
それほど、この建物を構成している廻りの部材が如何に大きいのかということが解ります。
法蔵寺様の魅力は本堂の他にも、庭園、山門といろいろあり、
また、定期的に庫裡で芸術展も開催されています。
美術館で見る作品とは、また一味違う雰囲気を味わうことが出来ます。
7月27日(火)から 安曇野涼風扇子展 が開催されます。
梅雨明けの暑さ厳しい頃になります。
涼をとりながらぜひご覧いただければと思います。