4月からは、踊場湿原ではカジカカエルの大合唱が始まりました。
田空間工作所の本社を一部兼ねます山荘民家です。
前の持ち主のTさんより建物を引き継ぎ、すでに6年が経ちました。以前から五千尺山荘として山荘を営まれていましたので、同じ名前のまま『田(でん)五千尺山荘』と呼ぶことにしました。
風雨で、屋根・給排水設備の痛みが進み、今年1階内部の修繕と1階屋根の葺替えに挑んでいます。
内部は木曾桧(天然林の物=官材)の梁・柱で補強取替しています。また広葉樹の栗・ケヤキ・センなどを大黒柱・小黒柱に入替え、皆様に来荘された時説明できる様な工夫も行っています。
お客様の工事の合間に行っていますので、なかなか仕事が進まないのが現状です。今年こそは1階の修繕を完成させたいと意気込んでいます。
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⓵差し鴨居で2階台を補強。
②小屋梁を補強。
③床はスタイロフォーム断熱50㎜×2重+防湿シート張り。
④2階台を天然木曽桧で補強。柱は全て木曽桧材。
⑤2階台の下に天井を組む。天竜杉丸太を化粧垂木に見せる。
⑥化粧棟木は古材(赤松)。
⑦棟木を支える差し鴨居は桂材。大黒柱はケヤキとセン・栗・木曽桧などいろいろ使っています。
⑧2階の現状。1階屋根取合部補強します。
⑨2階減築の為、一部構造材を組立て1階屋根との取合を調整。
⑩現場の敷地内。
⑪野地板(ア)30㎜を現場で天然乾燥(富士見町の赤松材)。