伝統を紡ぎ育てる空間

私達は、寛政八年（1796年）創業の石田組様で、大隈流宮大工として腕を磨いて参りました。そしてその技術と意匠は200年の時を経て、代々の棟梁、大工に受継がれています。
そんな時代の流れの中、 平成16年11月石田組様より「田」の文字をいただき、小さいながら 田（でん）空間工作所 を設立いたしました。
これからの私達の目標は、この平成の時代に生きる者として、100年、200年前の建物に触れ、先人達の想像力・技術力にただ感嘆するだけではなく、 私達ひとりひとりが、この時代に生きたという「新しいあかし」をその建物に付け加えることができたら、と考えています。
そして100年後、200年後、私達のメッセージを解読してくれる後輩がいて、あれやこれやと話題にしてくれたら、こんな幸せな事はありません。
とにかく創業より10年が経ちました。新しい「田（でん）｣として20年後をめざして一歩前に進みたいと思います。

代表取締役　伊東　謙二（旧姓 関）